歯周病から歯と歯茎を守るというモチベーションを維持するために、情報や体験談を発信しています。一生自分の歯で食事をするという夢を叶えるため、頑張ります。
歯周病から歯と歯茎を守るブログ HOME > 歯周病 > 歯周組織の破壊を始める歯周炎の恐怖

歯周組織の破壊を始める歯周炎の恐怖

細菌の画像



こんにちは、HIROです。

あなたの歯茎は今どんな状態ですか?
歯茎がひどく腫れ、ブラッシング時に血が出たり、冷たい物が歯に染みるなどの症状がある場合は、要注意です。

歯周組織の破壊が始まっている可能性があります。
一刻も早く歯周病の治療を始めましょう。


 

歯周病の種類

ところであなたは、歯周病の種類についてご存知でしょうか?

歯周病は大きく分けると、次の2つになります。
1つが「歯肉炎」で、もう一つが「歯周炎」です。

選択する画像


歯肉炎と歯周炎の違い

歯肉炎に罹ると歯茎が赤く腫れ、ブラッシング時に出血するなどの症状が現れます。
それと口臭も出始めます。

しかしこの段階では、他の歯周組織(セメント質、歯槽骨、歯根膜)まで被害が及んでいないので、きちんと治療をすれば治ります。
(※なお、歯肉炎の原因や症状、治療法等については、こちらのページをご覧ください)
↓  ↓
歯茎が腫れる歯肉炎は歯周病の初期症状

歯周組織は歯を支える土台です。
これがしっかりしていれば、歯が抜け落ちることはありません。


歯周組織



<歯冠>
歯冠とは、歯肉より上部の歯のことである。

<歯根>
歯根とは、歯肉より下部の歯のことである。

<歯周組織>
・歯肉…歯茎のこと
・歯根膜…歯と歯槽骨の間にある弾力性のある膜
・セメント質…歯根部分をガードしている硬組織
・歯槽骨…歯を支える骨

しかし、歯肉炎の治療を怠り放置すると、かなりヤバいことになります。

何を隠そう、私も放置組の一人です。
とほほ……。

敗北感の画像



歯肉炎が進行すると、歯周組織が破壊され始めます。
歯周組織は歯の土台です。
歯の土台が破壊され始めるということは、歯の喪失に向けて一歩ずつ近づくということです。

そしてこの歯の喪失に近づく現象のことを、「歯周炎」と呼びます。

歯周炎に罹ると、残念ながらいくら治療しても完治はしません。
よって、進行を抑制するための治療をずっと続けることになります。

歯周炎には、軽度から中度の歯周炎と重度の歯周炎(歯槽膿漏)があります。
このコーナーでは前者についてお話します。

歯周炎の原因

前述したように、歯周炎の原因は歯肉炎の放置です。
歯と歯肉の隙間(歯肉溝)に溜まった歯垢(プラーク)を除去せず放置すると、歯垢歯石へと変化します。

歯垢は柔らかい粘着質の塊ですが、歯石は固い塊です。
歯石は歯垢以上のパワーで細菌を呼び込み、己の中にある歯周病菌を増大させます。


増大した歯周病菌は更に毒素を出し続け、歯肉を侵略します。
その結果、歯肉の炎症が加速し、歯と歯肉の隙間(歯肉溝)が徐々に深くなっていきます。


そして歯周ポケットと呼ばれる病的な溝が形成されます。

歯周ポケットは歯周炎のバロメーター

歯周ポケットが深くなればなるほど、歯を失うリスクが高まります。

歯周ポケットの深さは、

健康な歯肉(歯肉炎も含む)の場合は3mm以下、
軽度の歯周炎の場合は4mm程度、
中度の歯周炎の場合は6mm程度、
重度の歯周炎(歯槽膿漏)の場合は7mm以上

となります。

ちなみに私の歯周ポケットの深さは4mmです。
今のところ、なんとか軽度の歯周炎で収まっています。


歯周ポケット




ここでちょっと上のイラストを見て頂けますか。
これは歯肉が歯周炎に感染した状態を表しています。

歯の右側面と歯周ポケットに付着している山吹色の物質は歯石です。
(※なお上記の歯石の色はあくまでも表示上のもので、現物の歯石は白色です)
その歯石が歯周ポケットを深くしているのが分かりますよね。


歯肉も左側は正常なピンク色で引き締まっていますが、右側は赤紫になり腫れています。
また左に比べて右の歯肉は明らかに後退しています。


この状態が続くと、歯周炎が進行します。

歯周炎の症状

<軽度の歯周炎>

・朝起きると、口の中がネバネバする。

・冷たい物を食べると歯にしみる。

・食べ物が歯と歯の隙間によく詰まる。

・口臭がきつくなる。

・歯肉の腫れが酷くなる。

・ブラッシングする際の出血量が増える。

・歯肉が後退する。


知覚過敏



軽度とはいえ、歯周組織の破壊が始まっています。
痛みがないので気づきませんが、水面下では歯槽骨が少しずつ溶け始めています。


<中度の歯周炎>

中度の歯周炎は、軽度の歯周炎に下記の症状が加わります。

・歯が浮くような感じがする。
・歯が少しグラつく。
・口臭が更にきつくなる。


この段階になると、歯周組織の破壊がかなり進行しています。
歯槽骨も更にもろくなり、歯がグラつき始めます。
かなりヤバい状態です。



敵の画像



ここまで来るともう後がないので、覚悟を決めて治療に専念するしかありません。
そうしないと、歯を失うことになります。

歯周炎の治療

<軽度の歯周炎>

1 小まめに歯磨きをする。

歯周炎治療の要は、歯肉炎と同様に「歯磨き」です。

ただ、歯肉炎より症状が進行しているので、より念入りにブラッシングする必要があります。
これができないと、間違いなく歯周炎は悪化します。

歯磨き



できれば、食後と就寝前は磨くようにしましょう。
口腔内の環境を常に清潔な状態に保つことが、歯周病治療の基本になります。

なお、就寝前は特に念入りに磨く必要があります。
なぜかというと、就寝中は唾液の分泌が少なくなるからです。
唾液には殺菌作用があります。

唾液の分泌が少なくなると、歯周病菌が増加しやすくなります。
歯周炎の進行を防ぐという目的において、ここは重要なポイントです。
就寝前に丁寧なブラッシングを行い、歯周病菌の増加を防ぎましょう。

歯周病治療においては、物を食べたら歯磨きをするのが一番です。
とはいえ、間食した時まで歯磨きをするのはちょっと億劫ですよね。

そんな時は液体ハミガキを使いましょう。
数十秒口内に含んで吐き出すだけで洗浄できるので、口の中を清潔に保つことができます。
ぜひ、試してみて下さい。

なお、液体ハミガキの詳細については、日を改めてお話しします。

オーラルケア



歯磨きは常に丁寧なブラッシングを心がけて下さい。
歯の表面や歯と歯の隙間、歯周ポケットの入り口に溜まった歯垢を落としましょう。

なお、歯ブラシが届きにくいところは、歯間ブラシやデンタルフロスを使えば効率よく歯垢を落とせます。

2 生活習慣を見直す。

悪しき生活習慣は、身体に悪影響を及ぼします。
睡眠不足や過労、乱れた食生活、過度の喫煙や飲酒などを続けていると、
免疫力が少しずつ低下していきます。

免疫力が低下すると口内の歯周病菌が活性化し始めます。
つまり、歯周病になるリスクが高まるということです。

喫煙


私も現役時代はけっこう適当に生きていました。
食事をハンバーガーやフライドポテトで済ませたり、仕事で徹夜をするなど、あまり身体のことを考えていませんでした。

結局その付けが回って来て、病気になったのかも知れませんね。
とほほ……。

もしあなたが悪しき生活習慣の連鎖に陥っているのなら、今日から生活習慣を見直しましょう。
私のようになる前に……。

それと余談ですが、過度の喫煙は肺癌に、そして過度の飲酒は糖尿病になりやすいので、歯周病と併せて注意しましょうね。

3 歯科医院で歯石除去をしてもらう。

歯肉炎の場合は歯垢の除去でしたが、歯周炎については歯石の除去になります。

歯石は歯垢が石化したものです。

歯垢は柔らかい粘着質の塊なので、歯磨きでもある程度取り除くことができます。

しかし歯石は石化して、歯や歯肉、歯周ポケットにガッチリこびり付いているため、歯磨きで除去することができません。

そのまま放置すると、歯垢以上に歯周病菌を増大させ歯肉を侵略するので、必ず除去する必要があります。

そこで歯科医院の登場です。
歯石は歯科医院で除去してもらいましょう。


歯石除去



軽度の歯周炎なら、定期検査も兼ねて年に2回ぐらいで大丈夫です。

歯石除去には超音波スケーラーという器具を使います。
これは超音波による振動により、歯石を除去するという方法です。

時間は30分~45分ぐらいかかりますが、痛みはほとんどありません。
歯石がきれいに取れるので、気分が爽快になりますよ。

もし歯石除去の後に痛みが出たら、塗り薬を塗布してもらいましょう。
これで痛みは治まります。

<中度の歯周炎>

中度の歯周炎は、軽度の歯周炎より歯周ポケットが深いので、
歯石が全て除去できない場合があります。
その際は、SRP(スケーリング・プレーニング)という処置を施すことになります。

これは麻酔をした後に、
特殊な器具を使って歯石を取り除くという方法です。
これを施しても症状が改善しない場合は、外科手術が必要になります。

まとめ

歯周炎は歯周組織(歯肉、セメント質、歯槽骨、歯根膜)を破壊するので、いくら治療しても完治しません。
一生治療を続けることになります。

確かにこれは厳しい現実です。

しかし、治療を継続すれば、進行を抑制することはできます。
進行さえ防げれば、歯を失うことはありません。
生涯、自分の歯で物を食べることができるのです。

これがどんなに素晴らしいことか、もうあなたはお気づきのはずです。

努力すれば歯と歯茎を守ることができます。
たとえあなたが今、歯周炎に罹っていても、努力すればきっと明るい未来が訪れます。
私と一緒に頑張りましょう!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

このブログの記事一覧です。
↓  ↓
記事一覧


笑顔の画像


ブログランキングに参加しています。
ポチっと応援して頂ければ嬉しいです。

↓ ↓ ↓


闘病記 ブログランキングへ


当ブログに関して
感想や質問があれば
遠慮なくメールくださいね。
お待ちしております。(^^)/

↓ ↓ ↓

【お問い合わせフォーム】
関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2016/07/28 15:08 ] 歯周病 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
ブログランキング
ランキングに参加しています。
ポチっと応援して頂ければ嬉しいです。
↓  ↓

闘病記 ブログランキングへ


にほんブログ村
にほんブログ村 歯磨き・歯の健康
プロフィール

HIRO

Author:HIRO
はじめまして、HIROと言います。
広島県在住の55歳です。
歯周病から歯と歯茎を守りたい一心で、現在歯周病の治療に励んでおります。
趣味は読書、ウォーキング、DVD鑑賞、そして野球観戦(広島東洋カープの応援)です。
(続きを読む)

人気ブログランキング
にほんブログ村 ランキング